Gallery 186
撮影日:2010,10,24 撮影場所:府中の森公園撮影会(全東京写真連盟)
朝起きてみると天気悪い。しかし、何を思ったか雨の用意もしないし、補助光のストロボも忘れてしまう。
最初設定を変えて色々試みてみましたが、古民家を背景にしたのを機にモノクロモードに移行してみました。
暗い、色が出ない時等に過去にも数枚やってみたりはしましたが、いい機会だと思い切って全域でやってみることに。
やり始めると結構楽しくなって、はまってしまいました。学生時代の写真部はモノクロでしたから、懐かしい感じでもありました。
とは言ってもろくなモノ撮ってません。(当時の写真はniftyエリアで)
フィルターを買いそろえる必要もないし、交換の手間も要らない。わずかに、自分が今何色で撮っているかが分からないぐらいです。
・・雨具の用意は結局、帰りに雨に遭うという結果となり、しかもすぐに帰らないといけない用事があったことをすっかり忘れていた!
さて、私の場合、写真の中に日常性というか、台詞が入るとか、動きがあるとか、1枚の中から物語が想像される写真が撮れるといいなと思っています。
全力で対峙してくれているモデルさんは、今回、私が色をつけずに撮っているとは思わないでしょうね。
なんだか期待を裏切ってしまったのかも知れなくて申し訳ないです。
普通にも、モデルさんの意気(意図?)を、しっかり受け止められないことも多く、後で見ていて申し訳ないなぁと。
構図、露出、シャッターチャンス(表情や動き)。多分与えられた時間は数秒。そこに確たる意思の疎通は不確定。
ここに紹介した物が全て前述の要件を満たしているかというと、結局その場での即応によるものが多く怪しいですね。
コメントは、写真の補足のようですが、言い訳のような物。
きちんとした作品なら、構図・露出・シャッターチャンス(これにはモデル側のポーズや表情、衣装等も加わって)そして題名 それらの撮る側の要件を満たさないといけないんだろうな。
そう、今回撮ったモノクロでの表現って、日常性から遠くなっている気がする。 自己満足ですね。
Yフィルター。背景が少し暗めなので、衣装が明るくなってもさほど気になりません。 | Gフィルター。木肌の背景に衣装が被ってしまいわかりにくく見えます。またインナーとの区別も付きにくくなります。 | Yフィルター。背景が明るいため、全体にハイキーな感じになります。スカートが明るければ、思い切り飛ばしてハイキーにするのも手かな。 | Gフィルター。明るい背景から浮き立つように濃い色のモデルが目立つようになる。 |
D3には(上位機種にはあるのかな)モノクロモードの中に、Y,O,R,Gのフィルターを追加することが出来ます。目で見た「色」にフィルターの色を加色することで、「黒」に近づけるのです。(補色の関係)
白の中に、しっかりとした黒。黒の中に、しっかりとした白。白黒のコントラストが重要になります。これは、カラーから「色」を抜くだけでは実現しません。
さて、「赤」は見た目のイメージでは「黒っぽく」感じるのですが、フィルム時代から「白っぽく」写ります。デジタル化した際も、それが継承されています。赤い衣装を着たお二人で色々確認させていただきました。
ポートレートの際は、唇をしっかり表現するためGフィルターが使われていたようです。いずれにしても、その場に必要な対処は変わりますケド。今は部位毎に、画像処理できるので、画面全体にフィルターを掛ける必要もありません。それは、覆い焼きをしているのとそんなに変わりません。考えてみれば、画像処理ソフトは、暗室でもありますね。
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