Gallery 373
　撮影日：2016,11,27　　　撮影場所：都内某所　まぁばればれだけど（ミルフルール撮影会）　モデル：葉月のり

1：乗換駅を急ぐ。ふと振り返る。そういえば掘っ建て小屋だったころここまで行列していたな。	2：仕事道具を詰め込んだ重い鞄を持ち上げ先を急ぐ。こんな自然な動きのある写真が撮りたかった。	3：ふぅ。あともう一息。メインアプローチにスロープがあればいいのにね。	4：ルートではないが。ディスプレイに映る姿で、身なりをチェックするような。で、街の喧噪も取り込む。
5：バッグが引っかからないよう確認。完全な後ろ姿だと誰だか分からないね。	6：上りで上手く撮れなかったので下りでごまかす。ま、雰囲気はいいか。	7：何か楽しいことあるかな？忙しい街の中しばしの休息で思い出し笑い。	8：忘れ物ですか？反対方向を急ぐ。否、空いていて前向きの写真が撮れるところを選択。
9：雰囲気はよかったのですが、振り向いた衝撃で顔だけぶれた。ぶれ補正してみたけど不自然かな。	10：駅を急ぐ姿を追跡。	11：あ！飲み物でも買い出しかな。	12：上から声をかけたら振り返った体で。
13：振り返るとするとこの瞬間が一番自然なのかもしれないが、遠すぎてただの風景写真だったり。	14：このルートだと自動ドア作動してしまうが、店の雰囲気を使うにはこれぐらい近くないと。	15：唯一？夜間のイルミネーション撮影のよう。冬の街角先を急ぐ師走な感じに。	16：5の対照、39のイメージ。後ろの人を隠すため自由にはならないが、雰囲気は希望通り。
17：ねぇねぇこれだよね。と、手元の置きピンの為表情がピンぼけ。ちょっと失敗。	18：美しい後ろ姿を脳裏に留めたいと思いますよね。1本やり過ごして先頭で待ってもらう。	19：待ち時間にスマホをは普通のシチュエーション。上手くぼかせた背景に駅の賑わいも。	20：Walkman あ！猿。と思ったがそれが伝わらない世代。駅のベンチに座ることは希だろうが。
21：実は以前中身ごとお渡ししたもの。半分以上生まれる前の作品なのだけど楽しめているヨと。	22：乗車中は、スマホをいじっているか。	23：寝ているかだそうだ。寝てないじゃん。	24：停車した駅で駅の確認。ここは降りる駅じゃないよね。そうそう、撮影のために反対側なのだ。
25：正規の進行方向ではこんなのしか撮れません。本当はハイライトだけも撮れていればよかった。	26：横や後ろ姿だと誰を撮っているか分からない。ふとした感じで振り向いてもらう。で！EVあるよ	27：距離があると一般の人を巻き込みやすいので、どうしても短い方が楽に仕上がる。	28：ん〜朝の空気は気持ちいい！な感じ。
29：この場でこちらを向いての意味合いはないが、撮影会らしいカット。白い世界に見合う衣装だ。	30：実はここまでがロケハンで想定したところなので、一つの記念写真。さぁ次行ってみよう！	31：広いところで撮ると収拾がつかないのでモニュメント？を使い空間を埋めるように。	32：さて、今日の現場はどこかな？というか東西どちらなら撮れるかなの偵察タイム。
33：少し下まで入れるとバランスいいが手すり。窓の外の風景も取り込むんで服と季節が揃う。	34：リクエスト1。入り口の混む場所なので設定して数秒間の勝負。その分ピンぼけた。あぁ。。	35：リクエスト2。11より利用頻度高いので普通の風景だそう。ぼかせないので人のいない時に。	36：もう帰ります。空いているので楽に。近未来的な風景がかっこいい。
37：仕事がはねたので、一杯飲んで帰りたいそうです。満面の笑顔。また日が高いんだけどなぁ。	38：全身を上手くとらえ、目線の無い思い通りの雰囲気。しかし、この時近づく大きな足音。ダダダダ	39：お子様襲来！父上を隠すのが精一杯だった。次の仕事の電話が入った模様のデキる女風。	40：疲れてバッグにもたれかかり、飲みをねだる風情。ねぇ飲もうぜよ。まだ日が高いって。
41：しかし、合意したようで満面の笑顔。スイーツにでもしたのか？？	42：広い場所が空いていたのでその空間を使い気怠い感じで構成してみたが明るすぎかな。	43：向こうの広場にもモニュメントがあるんだね。確かにこの通路は使わないからよく知らない。	44：周囲を取り込んだが、人がおらずやや寂しい感じだが、堂々と進む大物感。
45：まだ人が来るけどもう買えっていいのかな〜。だけどまぁそこは「この」仕事が終わりなので。	46：記念写真風にこのためだけに持って行った広角で日中シンクロ。お疲れ様。大成功かな？

前々からあそこで撮りたいなぁとか、いろいろ思いを巡らせていたのですが、ついついあと一歩が踏み出せず。
先日の日比谷公園でのイベントの際に、ついうっかり「また銀座辺りで撮影でも」と言ったはいいけれど、さて、同じ銀座で撮るとなるとかなりハードルが高いなぁと。
前回合成写真を撮った旧モザイク跡地はもう既に東急プラザ銀座になっているし、日産ギャラリーもないし、シネパトスもない。
前回を生かしつつ新たな感じでとなると、、、ねぇ。（ロケハンはしたのですよ。一応　じゃぁやるか！）
前回の銀座では緩め、直近の丸の内では目線は原則なし。の約束事で撮影しました。
ストリートで撮影していて、意味もなくそこにいて（しかもぼかしすぎてどこにいるのかも分からないとか。まぁそういうのもあるだろうけど、その場の雰囲気を取り込みたいなぁと思うのがストリートだと思うのだけど。）、更に意味もなくこちらを向いて、挙句こちらを向いてニコッ。
その写真に前後のストーリーがあってのその瞬間なのだろうか。そこにいる存在理由があるのだろうか。その笑顔は誰に対してのもの？？
（実はもっと激しいお話は、道々話していたのですが、葉月さんはそれを受け止めてくれる希有な存在ですね。）
以前、TVで篠山紀信さんが「写真のこちら側に私を意識させるようなものを撮ってはならない。」と。
篠山紀信さんほどにもなると、その写真は写真集として買われていくのであり、その笑顔が「な〜んだカメラマンへのものか」と思われては売れないからである。「この娘　俺に向かって笑ってる〜」と幸せな気分にさせないといけないので。まぁプロカメラマンだからこその理由なのですが。
そんなこんなで「銀座」より「葉月のり」がそこにいて必然な環境ってないかなと思って行き着いたのが今回の企画。
それを裏付けるためのロケハンし、モデルをはめ込めばいいようなコンテのような写真を撮り。
（スタンドインが使えるわけでもないので、風景写真を撮るふりをしてはなかなかきわどいとも言いますが。）
そして、企画の意図としてこう撮りたいと葉月さんに事前にお見せしました。ロケハン時には32以降の場所には入れなかったので、そこからは出たとこ勝負。
私は、目立たないようにトレンチコートにビジネスバッグのサラリーマン風。間違いと言えばD3を下げていること。いつもながらレンズは単焦点50mmだけですから目立たない・・・と思うのは私だけかもしれません。だって、それにしてはバシバシ写真撮っているのですから。フ シ ン シ ャ。
意図は伝わったと思いますので、後半からは葉月さんからもいろいろ提案があっての撮影となりました。
なかなか面白い撮影になったなと。お相手が、葉月さんだからこそできるのかなと。他にこんなのに付き合ってくれそうなモデルさんいるだろうか？？
さてさて、グダグダ理由をつけていましたが、撮り終わって冷静に見ると「盗撮みたいじゃんかよ！」な感じもしてきました。また、一部は、「風景写真だぁ」とも。
それに、結局は「葉月のりさん」は私に向けて発信してるのですからね。結局私以外の人が見たらやはり違和感があるんでしょうね。
「葉月のり　出勤風景ドキュメンタリー」のつもりだったのだが、上手くいったのだろうか。

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